2009年3月 4日アーカイブ
昨日、一昨日と不思議事象の検証に時間を費やしてしまいましたが、ようやく本題です。
TDP45WのAthlon X2 も中々に省電力ですが、シングルコアのAthlon LEならばもっと省電力になるのでは?ということでエコワットで測定してみた結果が以下。
CPU | スペック | アイドル時 | 高負荷時 (Prime95実行) |
---|---|---|---|
Athlon LE-1640B | 2.7GHz/L2 512KB | 73W | 113W |
Athlon X2 5050e | 2.6GHz/L2 512KB x 2 | 72W | 123W |
ちなみにアイドル時で73Wと結構な消費電力ですが、これについては実験機を手近なパーツで組んだところ、
- マザーボード:ECS MPC55M-A
- VGA:Geforce8600GTS
- HDD:WD1500HLFS
- メモリ:A-DATA PC-6400 2GBx2
- OS:Windows7 x86版
と、明らかに省電力ではないパーツが混ざっているためなので気にしないでください・・・。
さて、両者を比較してみると、流石に高負荷時はシングルコアの1640Bの方が低いですが、アイドル時は5050eの方が僅かに低くなりました。
電圧設定等は全てデフォルトですが、アイドル時のコア電圧がCPU-Z読みで5050eは0.880V、1640Bは1.088Vと、1640Bの方が少々高めなので、その辺りの影響が出ているのでしょうか。
どうもこの結果を見る限り、消費電力ではトントンで、マルチスレッド処理で明らかに不利なシングルコアCPUは今となっては時代遅れと言わざるを得ないようです。
あー、でもLE-1640の価格はほんの僅かですがX2 5050eの価格を下回っているので、とにかく安く、という目的においてはまだ存在価値はあるのかもしれません。