RocketHybrid 1220を開封
実はちょっと前に届いていたのですが、HighPointの仮想ハイブリッドHDDアダプタ「RocketHybrid 1220」を試してみました。ちなみにお値段6,515円@Amazonでした。
SSDをHDDのキャッシュ化するアダプタとしては、SilverStoneの「SST-HDDBOOST」がありますが、HDDBOOSTがHDDとマザーボードの間に挟んで使うのに対し、RocketHybridの方はPCIex1カード上にある2つのSATAポートへSSDとHDDをそれぞれ接続する点が異なります。
その他の違いとしては、SATA3Gb/s接続のHDDBOOSTに対し、RocketHybridはSATA6Gb/s対応している分、高速化が期待されます。もっとも、PCI Express2.0対応とはいえ所詮はx1のカードなので、速度アップは然程望めないでしょうが・・・。
まぁそれはさておき、早速ベンチマークです。
HDDは手近にあったWesternDigitalのWD4000KD 400GBをチョイス。そしてSSDには、リコールのためドナドナされていく予定のCorsair Force Series 3 120GBを接続。
そしてMSI 890GXM-G65のPCIex1スロットへ繋いだ結果はドン!


まぁ予想通りではありますが、全容量400GBのうち先頭から30%、つまりSSDの容量である120GBまでは高速ですが、それを超えるとHDDの地の速度がそのまま出ている感じです。
そしてRocketHybridのBIOSで数少ない変更可能なパラメータである「Hybrid Duo」をデフォルトの「Safe」から「Capacity」へ変更した結果が以下。

SafeがSSDを完全にキャッシュとしてしか使用していないのに対し、CapacityはいわゆるSpan Diskのようなものなので、使用可能な容量はSSD+HDD分になりますが、速いのはやっぱりSSDの領域だけになります。
もう1つ、Thresholdなる謎のパラメータをデフォルの90%から10%へ変更した場合のベンチマークはこんな感じ。

うーん、一体何が変わったのか分からない・・・。
そんな訳で、私のようにHDDBOOSTを既に持っている人なら敢えて買わなくても良いんじゃないかな的製品でした(苦笑。