2区間定期券の不思議

投稿日:

JRと私鉄の連絡定期を買う場合、私鉄-JR-私鉄という経路の定期券を通しで買うことは通常出来ないのですが、二区間定期の仕組みを利用すると1枚にまとめられることが分かりました。

具体的には、私の場合だと

  • 相鉄線-(経由・横浜)-品川
  • 田町-(経由・品川、新宿)-京王線

という2つの区間の連絡定期を一度に購入することで、実質的に1枚の定期券で私鉄-JR-私鉄を通して乗ることが出来るようになりました。

しかもこれ、SUICAにも出来るので利便性も良く非常にお勧めです。

ただしこの二区間定期、買い方にコツがあり、

  • 相鉄線-(経由・横浜)-品川
  • 品川-(経由・新宿)-京王線

という区間で買おうとすると、2枚別々に購入することになります。

それというのも二区間定期券として1枚にまとめるためには経路がT字状になっていなければならず、前者の買い方だと品川を分岐点として3方向に分かれるような経路となりますが、後者の買い方では単に品川で分割しただけのため、二区間定期券の条件には当てはまりません。

ちなみに(定期券に限らず)切符は区間を分けて購入すると運賃が高くなるのが常ですが、特定運賃区間の妙により、今回購入した定期券は普通に全区間を買うよりも1割ほど安くなっています。

私の経路の場合、横浜-品川間が特定運賃区間に当たり、競合する京急線に対抗するため通常よりもかなり安い運賃設定になっています。そのため、もし

  • 相鉄線-(経由・横浜、品川)-田町
  • 品川-(経由・新宿)-京王線

という二区間定期券を購入してしまうと、通しで買うよりも高くなってしまい、あまりおいしくありません・・・。

そんな訳で私鉄が並行している線区では特定運賃が設定されている可能性が高いので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか?