次世代画像フォーマットを考える(前編)

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液晶ディスプレイの大画面化に呼応しているのかどうかは定かではありませんが、最近は画素数の増加が著しいです。

ウチのファイルサーバーにも画像ファイルはいくつも転がっていましが、XGAサイズのフルカラー画像をPNG型式で保存すると、1MBオーバーすることもあり、なかなか侮れません。

かといってJPG形式にするとファイスサイズは一気に1/5になるものの、今度はモスキートノイズが気になってしまい、普段見る用はJPG形式、保存用はPNG形式、布教用はLZH形式(?)などという謎の状況になりかねません。

そこでサイズと画質のバランスがよい画像フォーマットは無いものかと探してみたのですが、意外と選択肢が無いんですよねぇ・・・。

使い物になりそうなものはJPEG-2000(拡張子jp2)とHD Photo(同wdp)くらいだったので、取りあえずこの両者を比較してみました。

まずは両者が使える画像変換ソフトを~、と思ったら、これまた選択肢が非常に少なく、IrfanViewはjp2の保存は出来るがwdpは読み込みのみ、WEOXというHD Photo用ソフトは当然のごとくjp2非対応、という訳で、かろうじて両形式に対応しているXnViewを使ってみることに。

まずは932KBのPNGファイルを画質90で保存し直したところ、wdp形式だと240KB、jp2形式だと492KBと大差が付いてしまって比較にならず(苦笑)。

そこでjp2形式についてはファイルサイズ指定で再度保存し直し、改めて比較してみましたが、遠目には甲乙付けがたいですねぇ。

画像の一部を切り取って拡大した結果が以下ですが


png形式

jp2形式

wdp形式

ここまで拡大して初めてwdp形式よりもjp2形式の方が幾分綺麗かもしれないと分かるレベルです。

画質についてはどちらも十分実用的だと分かったので、明日は速度について調べたいと思います