輪番停電対策にUPSを

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買い求める方が結構いらっしゃるようですが、輪番停電のようなイベントだと家庭用UPSではほとんど歯がたたないので、そんなに急いで買う必要はないかと・・・。

それというのも今回の(あくまで『計画』と言い張っている)停電は、1回あたり3時間超という長丁場なので、一般人が買えるレベルのUPSではとてもじゃないけど耐えられないです。


例えば、

  • CPU:Intel Q8200
  • マザーボード:ASUS P5K WS
  • メモリ:KEIAN DDR2-800 2GB×2枚
  • VGA:玄人志向 RH3470-E256HW/HS
  • 電源:Seventeam ST-460EAD-05F

のような構成で、消費電力はおおよそ120W程度。

これを比較的手頃な500VAのUPSに繋いだ場合、稼働時間は15分以内が目安です。

・・・ええ、たったの15分です。


元々UPSというのは、瞬断とか短時間の停電からPCを守るのが主目的であったため、今回のような数時間単位での電源確保には全く向いていません。

あくまで停電のさわりの部分だけ持ちこたえてくれればいい、というならばUPSはとても頼もしい味方ですが、もしディスクトップPCを本気で3時間持たせようとしたら、2400VAのUPSを2台並列で稼働とか、非現実的な構成を組む必要が出てきます。(ちなみに、2400VAのUPSは1台でもこれくらい・・・)


そんな訳で、個人的にオススメな停電対策は、UPSの購入ではなく、断然ノートPCです。

何ったってノートPCにはバッテリーという名のUPSが標準添付されていて、物によっては10時間とか持つのですから、これを使わない手はありません。


Sandy Bridge対応のノートPCが出始めた今、最新機種から型落ち品まで選択肢が広がっているので、購入するタイミングとしては悪くないと思います。

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