DR. DAC2 DXのオペアンプをMUSES8820へ全交換
オペアンプ交換の効果を簡単に享受するにはコレ、という訳でDR. DAC2 DXに登場していただき、内蔵のオペアンプ5つを全てMUSES8820に交換してみました。
もっとも、ラインアウトは今のところ使用しておらず、ヘッドフォン端子にATH-AD1000PRMを繋いで聞いている状態なため、実質4個しか有効活用されていませんが。
で、一晩鳴らしてみた結果ですが、この程度のエージングでも中々良い感じに変化してくれました。
まず気づいたのは音に幅が出た点で、ここら辺は音の好き嫌いに関係なく皆さん好意的に感じられるのではないでしょうか?
ただ、音の傾向が中音から高音寄りなため、低音重視な方には向かないでしょうね。
あと、デフォルト状態だと「細い音≒小さい音」でしたが、これが細い中にも芯を感じると言うか、音がはっきり聞こえるようになりました。
これについては基本的には好印象なのですが、残念な点が一つ。
私の愛してやまない千石撫子が歌う「恋愛サーキュレーション」の歌い出し、
『せーのっ』
の部分が強くなりすぎてしまい、あの何とも言えない可愛らしさが失われてしまったのが痛恨です。
そのため、この部分で500ポイントの減点をせざるを得ないのですが、それ以外の部分は満足のいく結果が得られているので、総合得点としてはマイナス400点でしょうか?、って言ったら余りにも恣意的でMUSES8820が可哀想ですね(苦笑)
そんな訳で、中には合わない曲もあるにはありますが、ほとんどの曲が好転してくれたので、試してみて損はないオペアンプだと思います。