CUDA王選手権 for TMPGEnc Video Mastering Works5

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以前、CUDAありでTVMW5の高精度映像ノイズ除去フィルタの効き具合を試してみた際、どうもエンコード設定をミスっていたっぽかったので再試をしてみることに。


ベースとなるテスト環境は以下のとおり。

  • CPU: Phenom II X6 1100T
  • マザーボード: MSI 890GXM-G65
  • メモリ: DDR3-1333MHz 2GB×2
  • SSD: RealSSD C300 128GB
  • OS: Windows 7 Professional SP1 x64


そして変換元となるソースはこれまでどおり「すきま桜とうその都会」のOPデモを使用し、

  • 映像エンコーダ: x264
  • レート調整モード: VBR(固定品質)
  • パフォーマンス: とても遅い
  • フィルタ: 高精度映像ノイズ除去フィルタ

の設定で試してみた結果がこちら。
 

ビデオカード CUDAバージョン
/ コア数
処理時間
CUDA未使用 25分31秒
ZOTAC ZT-20103-10P
(GeForce GTS 250)
2.1 / 128 9分01秒
MSI N465GTX Twin Frozr II GE
(GeForce GTX 465)
3.1 / 352 4分00秒
ELSA GD570-12GEBXA/T
(GeForce GTX 570)
3.1 / 480 3分13秒

 

うーん、GTS 250からGTX 465へのステップアップでは確かな効果が感じられますが、GTX 570はちょっと微妙ですね・・・。

まぁCUDAの処理速度は基本的にコア数に比例するので、最速を狙うならGTX570、もしくは最近投げ売りの目立つGTX 480を選ぶのがベストなんですが、コスト的にはちょっと見合わない気がします。

逆に、一般的に評判の悪いGTX 465もCUDAコア数ではGTX 460に優っているので、そう考えるとGTX 465あたりが最適なのかもしれませんね。