公立学校でLinuxを導入するべき理由? そんなものは無い
「公立学校でLinuxを導入するべき理由」という記事を見つけたんですが、ツッコまずにはいられなかったので少々。
記事では幾つか理由が挙げられていますが、
- 無料で使用できる
無料がいいならFreeBSDでもSolarisでもいいじゃん。
- 古いPCでも動作が可能
PentiumII 233MHz、メインメモリ96MBのマシンじゃX-Windowを立ち上げただけで一杯々々。
- OpenOfficeで大抵のファイルは利用可能
上記のスペックで果たしてOpenOfficeが起動できるかどうか・・・。
- インターフェースのカスタマイズが容易に可能
必要性が分からない。
- セキュリティが強固
セキュリティホールが見つかっても、パッチが出たことを知らずに使われるのがオチ。
自動でパッチを当ててくれるWindows Updateの方が何ぼかマシ。
- Windowsアプリケーションの多くは動作可能
動かない場合の方が多いだろう。常識的に考えて・・・。
大体、Windowsアプリケーションを使いたいならWindowsを使うべき。
- 簡単に習得できる
X-Windowを習得できるほどの実力を持っているならば、Windowsを習得するのは簡単。
- FireFoxが使える
使えないプラットフォームの方が少ない。
- オープンソースコミュニティーがサポートしている
オープンソースコミュニティーはサポートセンターではありません。
と、私的にはメリットが全く見えません。
好き嫌いに関らず、Windowsがもうこれだけ普及してしまったからには、今後使う可能性の少ないLinuxよりも、使わない可能性の方が少ないWindowsを導入すべきでしょう。
逆に、サーバー用途でWindowsを導入すべき理由はほとんど無いと思いますが。