ぼくのかんがえたさいきょうのSandy Bridgeかんきょう
LGA1155が登場して1週間、発売当初は色々と情報が錯綜していてマザー選びに四苦八苦していましたが、ようやく判断材料が出揃ったので私的フローチャートを作成。
質問
- 内蔵VGAを使いたいですか?
・YES→タイプAへ
・NO→2へ - バリバリ動画をエンコードしたいですか?
・YES→3へ
・NO→4へ - エンコード方式として、CPU内蔵の「Quick Sync Video」を使いたいですか?
・ハードウェアエンコード大好き→タイプAへ
・ハードウェアエンコードは信用しない→4へ
・ハードウェアエンコードしつつ、オーバークロックでソフトウエアエンコードも→タイプDへ - オーバークロックしたいですか?
・YES→タイプBへ
・NO→タイプCへ
回答
- タイプA
- マザーボードはH67チップセット搭載モデルで決まり
- H67はオーバークロック不可のため、CPUに倍率固定無しの2500K/2600Kを選ぶメリットはあまり無いが、グラフィック性能が多少良いので、それ目当てで選択するのは有りかも
- 「Quick Sync Video」によるハードウェアエンコード性能はCPUのモデルによる差が無いため、あとはCPU本来の性能と値段で選べばOK
- なお、「Quick Sync Video」を使うためには内蔵VGAがプライマリになっていなければなりません
- タイプB
- マザーボードはP67で決まり。H67を選ぶとオーバークロックが全く出来ずに泣くことになります
- CPUも2600Kか2500Kの2択。あとはおサイフと相談して決めましょう
- タイプC
- マザーボードは拡張性の面でP67を推奨
- MicroATXやMini-ITXを使いたい場合はH67を選択肢に
- CPUはK無しモデルでOK、というかK付きモデルを選ぶメリットが全くなし
- タイプD
- それが実現できるならとっくに一式買ってるわ(苦笑)
- Z68チップセットが出るまで待ちましょう
ちなみに私はQuick Sync Videoとオーバークロックが両立しないと分かって以来、次善の策として比較的クロックの高めなCore i5-2400とH67マザーに焦点を当てて検討中ですが、H67マザーにろくなのが無いため未だ買う決心がつかず・・・。
各ショップのSandy Bridgeを対象とした割引セールは大体今月一杯が期限みたいなので、それまでにマザーが決まらないようだと、もう中古で安くなるのを待つ作戦に切り替えた方がいいかもしれません。
そういえば、ほぼ欠点無しに見えるKシリーズのCPUって、何故かIntel VT-dに対応してないんですよね・・・。
まぁIntel VT-xの方は対応しているので実害はほとんどないと思いますが、これって
「オーバークロックするような奴らがIntel VT-dとかサーバ用途の仮想技術を使うはず無いだろう」
とか言って、バリデーションの手間を省いたんでしょうね、きっと。