Thermaltake Silent 1156レビュー(3)
eArenaのSilent 1156モニターキャンペーンのレビュー記事その3です。(その1)(その2)
今日は冷却性能について測定してみました。
使用したCPUはCore i5 750、ソフトはOCCT3.1.0になります。
まずはSilent 1156へ交換する前、ANDY SAMURAI MASTERで測定した結果。(コアの部分をクリックするとOCCTのグラフが表示されます)
コア1 | コア2 | コア3 | コア4 | |
アイドル時 | 39℃ | 37℃ | 42℃ | 37℃ |
負荷時最大 | 69℃ | 67℃ | 68℃ | 66℃ |
お次はSilent 1156の結果。
コア1 | コア2 | コア3 | コア4 | |
アイドル時 | 36℃ | 33℃ | 37℃ | 33℃ |
負荷時最大 | 72℃ | 72℃ | 72℃ | 70℃ |
これだけ見るとSilent 1156の方は冷やしきっていないかのように見えてしまいますが、これには少々からくりがあります。
ANDYはPWM非対応のためファンは常にフルスピードで回転していますが、Silent 1156はPWM対応のため状況に応じて可変しており、OCCTのグラフを見ると、Silent 1156は負荷がかかり始めると一旦72℃まで温度が上昇しますが、以降ファンの回転数が上がるにつれ68℃前後に落ち着くという結果になっています。
Silent 1156はアイドル時はANDYよりも静かですが、負荷時はANDYよりも五月蝿い感じがするため、定常的に負荷がかかり続けるエンコードのような用途ではANDYの方が優れていますが、基本的にユルユル動いているデスクトップ用途ではSilent 1156の方が適していると言えるでしょう。
ちなみに動画再生程度ではSilent 1156のファンが呻りを上げるような場面に遭遇したことが無いので、ファンの音が気になるような場面はそれこそOCCTをかけた時くらいですね。