Windows Server 2008をインストールしてみた
物は試しにということで、Windows Server 2008をインストールしてみました。
調子が良かったらそのまま今使っているWindows Server 2003マシンとのリプレースを視野にいれ、
- CPU:Athlon X2 BE-2350
- Mother:BIOSTAR TA690G AM2
- VGA:オンボード(AMD690G)
- Mem:DDR2-667MHz 1GB x 2 + 512MB x 2
と、そこそこのスペック&低消費電力狙いのマシンを用意。
Vista以降OS標準でサポートするドライバの数がかなり増えてきているおかげか、インストールは非常に簡単で、ほとんどほったらかしで完了しました。
ただ、ディスプレイドライバだけは標準VGAドライバになってしまったので、別途インストールする必要があり、しかもAMDのサイトでもServer 2008どころかServer 2003用のドライバすら用意されていない状態だったため、Vista32bit用を別途インストールしました。
で、実際に使ってみた感想ですが、
「これは酷い・・・」
の一言です。具体的には
- Vista同様、UACがウザい
- Vistaよりも動作が鈍い
- HDDのアクセスが遅い?(これはTA690Gが悪いのかも)
- IEが使えない(正しくは使い物にならない)
- シャットダウンや再起動時に必ずダイアログから理由を選択しなければならない
- VMWare Serverが使用不可
等々、VistaとServer 2003の評判の悪い機能を合わせて動作をモッサリさせた感じがたまらなく駄目です・・・。
とりあえず、4.と5.についてはWindows Server 2003で培われたノウハウが流用可能なので改善出来ますが、1.のように意味のあるのかどうか分からないセキュリティ対策に力を入れている割に、「登録されている拡張子は表示しない」が相変わらずデフォルトになっているのはどうかと思いますが。
あと、6.についてはVer2ならばServer 2008に対応しているのではないかと思いますが、まだβ版なのが難点です。
そんな訳で、今回Windows Server 2008をインストールしたPCは、Windows Server 2003をインストールし直して使う予定ですが、こんな状態でどれだけの顧客がServer 2008へ移行してくれるのか心配になってしまいます。