やっぱSASだね!

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などと言っては完全に時代に逆行してしまいますが、

  • SAS RAIDカード: LSI Logic MegaRAID SAS 8408E
  • SAS HDD: Cheetah 15K.5 74GB(ST373455SS)×4台

でRAID5を組んでみたところ、思いのほか速くて驚きました。

まずはデフォルト状態。

 

normal_wthr.jpg

 

シーケンシャルリードはそこそこ速いですが、キャッシュが全然効いていないのでその他のスコアは大したことありません。

一方、先読みキャッシュ有効&ライトバックキャッシュ有効の結果は以下。

 

ahead_badb4.jpg

 

RAIDカードのキャッシュが256MBあるので、テストサイズ100MBだと全てキャッシュに乗ってしまい、これだとキャッシュのテストにしかならないですね(苦笑)。

次は1,000MBの結果。

 

ahead_badb42.jpg

 

これが素の成績になると思いますが、デフォルト状態と比べるとライトキャッシュを有効にした分、書き込み性能が向上したことが見て取れます。

このようにMegaRAID SAS 8408Eはそこそこ優秀なRAIDカードですが、ヤフオクあたりだと20,000円程度で入手可能ですし、SAS HDDはじゃんぱら辺りならば74GBが1台4,000円程度で売られているので、総工費3万数千円でこの性能が手に入るならば、今あえてSSDに手を出さなくてもいいのではないかと思えてきます。

もっとも、15,000rpmのSAS HDDが奏でる轟音を考慮すると、無音なSSDにはそれだけの価値があるとも言えますが。

・・・っていうか、SAS RAIDカードはSAS/SATA両対応なのですから、SAS HDDに拘らずともSATA HDDを使えばそこそこの高速性を維持しつつもっと静かになりますね・・・。

 

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