BCM70012ならぬBCM70015を試してみた

BroadcomのBCM70012(別名BCM970012)というビデオデコーダーカードがPC Watchで紹介されて以来、3,000円ちょいだった相場が倍以上に高騰してしまい、すっかり買い時を逃してしまったのが昨年の2月頃のこと。

そして最近になってようやく値段が落ち着いてきたのでそろそろ買おうかな、と思った矢先に見つけたのがBroadcom CrystalHD BCM70015なるデコーダーカードです。


こちらのカードは型番から見て取れるとおり、BCM70012の後継製品になりますが、消費電力が下がってくれたので、ミニノートで使うのに非常に都合が良いです。

そこでネットブックにちょっくら挿してみるべく購入してみました。
 

ウチにあるMiniPCIe搭載マシンは、富士通LOOX U/G90とGIGABYTE M912になりますが、LOOXの空きスロットは、形状こそMiniPCIeですが、電気的には全く互換性がないようで、実際に挿してみても認識しません。

一方、M912の空きスロットは名実ともにMiniPCIeなので、こちらはボードを挿す&ドライバーをインストールしたところ、ちゃんと認識してくれました。


試しにYouTubeで720pの動画を見てみましたが、CPUへの負荷もそれなりに高く、大体80~90%を行ったり来たりしていることから、これ単体で完璧にハードウェアデコードしているという訳ではないようです。

もっとも、720pなんてこれまでカクカクで全く視聴に耐えられなかったのですが、それがかなりスムーズに見られるようになったので、確かに効果はあるようです。


これならば、ネットブックで動画をバリバリ見ているような人には十分オススメできるレベルでしょう。